河内・火祭り

祭りを支える出合い / 02

練習
観音堂に集う夜

七カ日の夜から、楽(がく)、鉦(かね)、カンコの練習が始まります。観音堂に集まり、音を合わせ、人と人との息を合わせていきます。

2002年8月7〜14日の記録をもとに構成しています。本文は当時の営みを紹介しています。

観音堂の広場で、輪になって楽を合わせる。
観音堂の広場で、輪になって楽を合わせる。
01

毎晩、音が響く

練習の場所は、村の中ほどにある観音堂の広場。強制ではなくても、毎晩多くの若衆が集まります。

楽と呼ぶ太鼓、鉦、小太鼓のカンコ。それぞれに楽しみや、やりがい、誇りを持って取り組みます。練習は14日まで続きます。

楽を担ぎ、輪になって練習する若衆。
楽を担ぎ、輪になって練習する若衆。
02

世代が集まる場所

若衆を卒業した先輩たちや、その子供たちも見に来ます。中学生になって若衆の仲間入りをする日を、間近に感じる子供もいます。

子供の数が減り、親子二代で祭りに参加することも。「かなわんなぁ」と言いながら、父親たちの目尻は下がっています。

楽を担ぎ、鉦と音を合わせる。
楽を担ぎ、鉦と音を合わせる。
03

練習が終わっても

練習が終わっても、皆なかなか帰りません。裸電球の明かりの下、輪になって話し込む夜もあります。

昔の話、仕事や学校の話、趣味の話。普段は違う場所で暮らす仲間同士、互いの世界を知る時間でもあります。

古い家々や米蔵、山々、田畑に囲まれた観音堂。闇の濃い夜空の下で過ごす、祭りまでの夜です。

練習の場となる観音堂。
練習の場となる観音堂。
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